教養ってやはり必要だという話
どうも、だら子です。
最近驚く事がありました。
自分にとっては当然皆知ってる、常識だと思ってた事が一部の界隈では全く常識ではなかったのです。
めちゃくちゃ驚きました。
世の常識を知ってるか知らないかは結構重要だし、その常識、教養があれば色々お得。
今日はそんな話。
「月が綺麗ですね」
皆さんは「月が綺麗ですね」って意味をご存知でしょうか。
私はこれが皆知ってて当然な一般常識だと思っていました。
月が綺麗ですねの意味が分からない人向けに説明すると…
外国で言うI Love you(愛してる)を夏目漱石が日本語に訳した時の言葉だと言われています。
「直接日本人は愛してるなんて言わない!月が綺麗ですね、くらいで伝わりますよ」
という話です。
ちなみに「月が綺麗ですね」の返事は文学的には「死んでもいいわ」です。
「私はあなたのものよ」という外国の一文を二葉亭四迷が「死んでもいいわ」に訳した事から。
月が綺麗ですねと言われたら死んでもいいわと返事をすれば「おっ」と思わせられるかもしれません。
まぁ両方読んだ事ないんですけど。
読んだことはないけど「月が綺麗ですね」くらいは知ってて当然。
簡単すぎてテレビのクイズにだって出ないと思ってました。
職場で私だけがビビる
が、ある日社員の一人が「月が綺麗ですねって意味知ってる!?」と意気揚々とやってきました。
もちろん私は何を言っているんだろう(知ってるにきまってるじゃん的な意味で)とぽかんとしましたが、なんと職場の人は私以外誰も知らなかったのです。
まぁ話をあわせているのかもしれませんが、それにしても「そんなバカな」と言わざるを得ません。
いや、だってあなた達私の倍生きてる人じゃないですか!
マジで言ってるの?てか今更何を?とか色々頭の中で飛び交いましたとも。
その衝撃はかなりのものでした。
何事にも教養がいる
ツイッターでもとあるつぶやきがすごいリツイートされてました。
「『春はあげもの』というスーパーのPOPも笑えるのは教養がある人だ」っていう呟きです。
元ネタは枕草子。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
(春は夜がほのぼのと明けようとする頃。だんだん白んでいく、山際が少し明るくなって、紫がかった雲が横に引いている様)
私も枕草子はあまり知りませんが、「春はあけぼの」くらいは分かります。
が、知らない人はたしかに「何を言っているんだ?」って話ですよね。
知ってるとちょっと笑える。
知らないとスルーしてしまう。
アニメのオマージュも知っていれば「あぁあの作品のオマージュね」と言えるけど、知らないとそのままスルーしてしまいます。
お笑いも古くからの落語はある程度の知識がないと楽しめないし、何かを楽しむにはやはり教養が必要なんですよね。それが普通の生活に全く関りがないとしても、知っていた方がやはり楽しめる幅と言うものが出るのでしょう。
話は戻りて
私の職場の人は月が綺麗ですねを知らない人ばかりでした。
もしも文系少年が「月が綺麗ですねっ!」って勇気を出して言っても、「はぁそうですね」で終わってしまいます。
せっかくの!チャンスを!ふいにしてしまうのです!!!もったいない!
まぁ今時そんな人がいるかはわからないけど!!!
でも知ってるか知らないかって本当に大きな差ですよね。
知っていれば発言に深みが出るような事もいっぱいあるでしょう。
そして大人になればなるほど知識がないのは恥ずかしい!!
いつか私も子どもたちに「そんな事も知らないの?」って言われる時が来るでしょう。が、それはあくまでも子ども達しか知らないような事だけで言われたいです。
現在の私は脳内空っぽなので、そういわれないように知識をもっと付けたい所です。
最近はちまちま百人一首を読んでいますが、全く記憶に定着しません。辛み。
ただ自分の好きな所からそういった教養は身に着けていく方がきっと楽しい!
という事で自分の頭を良くする努力にも励みたい所です。
ちなみにみなさまは何を勉強しているでしょうか。
何かオススメがあれば教えて下さいね。
おちなし。
おわり。