喪女のだらだら駄らいふ

漫画もゲームもそこそこのライトオタク喪女がとりあえず脱喪を掲げつつ考えや行動を残しています。

ゴールデンカムイ聖地巡礼の旅~登別編~

どうも、だら子です。

本日も引き続きゴールデンカムイ聖地巡礼の旅。

今回は登別編になります。

時間の都合上カルルスには行けませんでした。悲しい。

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いつかまた登別に行く時に!

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それではレッツゴー登別!

①まずは地獄谷温泉へ

登別と言えば全国的にも有名な温泉地。

それは明治時代から変わらず、軍の湯治場としてもゴールデンカムイで描かれています。

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商店街を通り抜けて地獄谷に着くとそこらかしこで煙があがっていて独特の匂いがします。雪がもっと降るとこのあたりの景色一面真っ白になりそうですね。

冬の間はいくつもあるウォーキングコースも危険なため封鎖されています。

唯一地獄谷展望台→鉄泉池までの道は歩けるようになっていますので、今回はそちらを歩きます。

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遊歩道は表面がツルツルなので冬は滑る可能性がありますので気を付けてください。

鉄泉池に行く途中道が分岐して小さなお堂がある所に下りたりできます。

しかし私の目的はひとつ。

このコマの場所を探す!

後ろが雑木林で手前に湯の川が流れている場所…場所…

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ありました!

なんと遊歩道の一番先、鉄泉池からの眺めでした。

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鉄泉池をぐるっと囲むように柵があるんですが、この左奥からの眺めです。

鉄泉池も一コマ書かれていますのでじっくりぐつぐつ揺らめく所を見ていられます。

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ちなみにこの場所で景色を眺めていたら本物のユクがいました。

試される大地北海道…。

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ちなみに暗くなると足元のライトがついてちょっと幻想的な景色に。

ただし周囲は全くライトアップされませんので普通に真っ暗になります。観光する場合は夕方までに鉄泉池に行く事をオススメします。

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②登別といえばクマ? クマ牧場!

続きまして登別のもうひとつの名物といえばクマ!

登別クマ牧場にも行きました。ゴールデンカムイの名物もクマですし(?)

地獄谷に続く商店街の中にクマ牧場に続くロープウェイ乗り場がありますので、入場券+ロープウェイ乗車券セットのチケットを購入してクマ牧場に向かいます。

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現在はコロナウィルスの関係上、ゴンドラひとつに付き乗れる人は一組(6人)まで。

約7分間登別の町を見下ろしながらゆっくり上昇していきます。

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山の向こう側に落ちていく日が綺麗だなぁと思ったのも一瞬。

高所恐怖症なのでめちゃくちゃ死にそうな思いした。

特にこの日は風が強く小型のゴンドラはとにかく風に煽られるわ隙間から雪が入ってきて寒いわ怖いわすごくしんどい。

一人で乗ってたので一人カラオケしながらどうにか乗り切りました。

途中でチセ型のゴンドラやさけとば号が通りすぎましたが怖いもんは怖い。

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山頂に着くと地上とはかなり気温が違いました。

登別が温かかったからといって油断してはなりません。防寒着必須です。

さて、クマ牧場は大きくエリアを2つに分ける事ができます。

クマたちがいるクマエリアとアイヌのチセが並ぶアイヌエリアです。

(それから博物館)

 
③クマ牧場のメイン クマエリア

今回は先にクマエリアに向かいます。

クマたちの解説やショーは時間が決まっているので、アイヌエリアにいるといちいち戻るのが非常に手間だからです。

柵の下を覗き込むと数頭のクマがこちらを見上げていました。

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初めて本物のクマを見たんですが遠目から見てもデカイ。

これが時速60kmで突撃してくるなんてそりゃ人間は負けますよね。

このクマ牧場ではそんなクマたちにすぐ傍でエサをあげられる場所があります。

 

④食べられるかも?「人の檻」

人が檻(のような設計の観察場所)に入り、近寄ってきたクマを壁越しに観察する事ができる場所です。

クマが見える場所に入る手前にクマのおやつ販売ロッカーが置いてあり、つい購入。

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この一袋で100円、2袋で200円。

まるできび団子を携えた桃太郎の気分。

さぁ餌付けしてやろうじゃないか!と檻の中に入った途端なんかきた。

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早速人がいる事を察知したクマがやってきました!

誰もいないとこの檻の傍には誰もいませんが、人が来ると目敏くクマたちがやってきます。ちなみに後々気づいた事ですが、この檻エリアからおやつをもらうクマとおねだり技を行使しておやつをもらうクマの2パターンがいるようです。

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おそらく純粋に汚いのとクマの爪でガリガリのせいか壁の透明度が低い!!!

けどこの恐ろしい手はよく見えます。

「おやつ頂戴~」とめちゃくちゃよだれをたらしている所を見るとちょっと可愛い。

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最初は1頭だけだったんですが、おやつを出す人間だとバレたせいか3頭に囲まれました。

壁越しとは言えさすがにドキドキ。

でもせっかくのチャンスなので写真撮りました。

うまくいけばこんな感じで囲み撮影になります。(クマ牧場だけにクマスタンプ)

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ちなみにおやつですが、各窓下におやつをあげるアームのようなものがついています。

そこにおやつをセットし、クマがいる壁の向こう側に押し出すシステムです。

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一人で3頭におやつをあげるのはスピード的にもお財布的にもしんどいので程々の所で撤退。

今度は上からクマを眺めていると一頭おやつのおねだりがすごく上手なクマ発見。

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どうやらこのクマはいつもここに座りおやつを投げてもらっているらしい。

おやつを持って手を振って見せると同じように手を振り返してくれます。賢い。

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賢いけれどさらに賢い存在が隣にいます。カラスです。

このクマにおやつを投げても、このクマは一歩も動きません。自分の口が届く範囲に落ちて来たものだけを食べ、変な場所に飛んだおやつはカラスが全部かっさらいます。なんならコントロールよくクマの口元に飛ばしても空中でカラスが持っていきます。

おのれカラス。

どうりでクマ牧場の真上だけカラスが異常にいる訳だ。

おやつを投げる際はお気を付けください。後ノーコンの人は人の檻からおやつをあげる方がクマに貢献できます。

⑤クマのショー

クマ牧場では2つのクマのショーを見てきました。

ひとつ目はクマの生態や賢さを見せてもらえるショー。

檻の中に入ったおやつを食べるためにクマ自ら檻の蓋を開けて入り、また出てくるというもの。特別人がクマに檻を開けるよう教えた訳ではないそうです。賢い。

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2つ目は室内で同じくクマの賢さ、そして嗅覚の鋭さと運動神経を披露するショーです。

箱を開けて中のおやつを食べたり、ブランコに乗っておやつを食べたり。

あのズシンとした体格でとにかく器用。やはり賢い。

クマの匂いがついた物を持っていては一生つけ回されると言いますが、この一見可愛いショーを見ると急に現実味を帯びてきてとても怖かったです。

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⑥アイヌエリア ユーカラの里

クマを堪能した所で正反対に位置するアイヌエリアに向かいます。

奥の博物館が見えなければいかにもアイヌのコタンといったような雰囲気でテンションがあがります。

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チセの中はアイヌの生活道具が展示されています。

この中央に置いてある舟には実際の乗れます。他の施設では乗れませんのでお越しの際は乗っちゃってください!貴重な体験です。

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この部屋の奥にはゴールデンカムイに出て来た様々な道具がありました。

 

キサラリ

お馴染み耳長お化け。

いろんな所に展示を見にいきますが、キサラリを発見できたのはこのクマ牧場だけです。

しかしこの展示だとゴールデンカムイ読んでないと一体なんの道具だかさっぱり分からないですよね。そして用途を説明しても通じなさそうです。

アシリパさんの叫び声はよっぽど恐ろしいんだろうなぁと想像。

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それから貝の下駄。

作中では谷垣が試して速攻で破壊しましたが、この実物を見るにそりゃ大人はどうやっても無理でしょう。子どもが遊んだら楽しそうですけどやっぱり危ない気がしますね。

 

かんじき

作中のものとは形が違いますが、植物で作るかんじきは同じだなぁと思いました。

写真のかんじきは綺麗に湾曲しているので、時間がある時に作ったもの。作中のかんじきは直線的で即席っていう感じでしょうか。

後で調べたら1巻のアシリパさん装備のかんじきは下記の写真の通りでした。

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小熊の餌入れ

クマ送りをせず育ち過ぎてしまったクマ回でチラッと出てきた餌いれ。

神様に出すお皿のせいか、それともクマが壊してしまうせいかかなり厚い木彫り。

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⑦ヒグマ博物館

クマエリアとアイヌエリアの間に博物館があります。

この博物館ではヒグマメインの様々な展示があり、実際には近づけないクマを間近で観察・勉強する事ができました。

クマの食べる植物や冬ごもりの詳細、実際にクマが冬眠する穴にも入れます!

そして杉元が隠そうとしたブブちゃんサイズから大人サイズまで様々なクマとも対面できます。

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こうして立ち上がられると立っている大人の人よりも大きいんですよね。勝てる気がしない。見つかったら大人しく逃げます。

ちなみにこのクマ博物館は屋上があり近くの湖を一望する事ができます。

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昔はこの森にもクマがいっぱいうろうろしていたんだろうなぁと思うと昔はすごい時代でしたね。

クマ牧場のクマたちは皆温厚でショーで可愛さを実感する反面、博物館でクマ本来の生態やクマと人間の凄惨な歴史を知りなんだか複雑な気持ちです。でもやっぱり怖い方が勝りますね。

中々普通の動物園でクマをじっくり見る事もできませんので(そもそもクマがいるのか)クマ牧場、そして登別温泉に是非足を運んでみてください。

温泉最高です。

 

余談ですが登別のホテルに泊まった時、アイヌ料理が朝食ビュフッェに並んでいました。

鮭のオハウとおかゆ(名前忘れました…)、両方とてもおいしかったです。

宿泊先で思わぬアイヌに出会うかもしれません。

おわり。

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