ゴールデンカムイ聖地巡礼の旅~函館市内・外編~
どうも、だら子です。
今回も引き続きゴールデンカムイ聖地巡礼の旅。
特に函館市内をメインにご紹介します。
観光地が密集する函館市内は坂道が多いので、
行く際は歩きやすい靴で是非。
冬はイルミネーションが見られます!
①函館市北方民族資料館
まずはお堅く資料館へ。
こちらはアイヌだけでなくウィルタやニヴフ、北方全土の少数民族にメインに様々な資料が展示されていました。
まずはアイヌの1年を描いた絵がお出迎え。
左はイオマンテ(クマ送り)、右はカムイノミ(神への祈り)の後の舞踊シーンです。他にも山中で鹿を追う図や磯で海苔を採る図などゴールデンカムイ内でも大事なシーンとして描かれるアイヌの日常が描かれています。
この屏風エリアを進むと北方少数民族の衣裳や生活道具の展示エリア。
この中にはもちろんゴールデンカムイお馴染みの物がたくさん!
ニンカリ(耳飾り)
アイヌの人々の耳飾り。
ゴールデンカムイではアシリパさんやインカラマッが付けている事でお馴染み。
江戸時代は男女ともに付けていたものですが、明治初頭から男は装着禁止になり、女性だけのものになりました。
漫画内でも男性陣はつけていません。
タマサイ(ネックレス)やイヤリング、刺繍を見るとアイヌの人はオシャレですよね。
帽子
樺太アイヌの帽子(左)です。
これはエノノカやヘンケがかぶっていましたね。
頭のてっぺんについた飾りが特徴的です。
ちなみに右はテクンペ。
北海道アイヌではオソマが谷垣に渡してましたね。
祈祷師関連
尾形が樺太で熱を出した時、シャーマンに祈祷されました。
その時叩いた太鼓と尾形が被らされていた帽子。
太鼓、結構大きいですね。
制裁棒
説明不要のお馴染みストゥ。
ストゥの乱用は決して許されない。
付属品の方がトゲトゲしてていかにも痛そうですね。
銛
この絵面を見るとどこか見覚えのある図。
第七師団から逃げる時にアシリパさんがシャチにぶん投げたアレです。
その他
煙管や弓矢セット、少数民族の毛皮製の服など。
アイヌの施設はあれど、他のニヴフや樺太アイヌの生活用品が展示されている所は多くないと思います。
他ではあまり見られないものが展示されている印象でした。
函館市北方民族資料館の良い所
各展示エリアに説明がプリントされた紙が配布されてます。
持って帰ってゆっくり解説を見られるのでありがたい。
ところどころにある解説もちょっとおちゃめで可愛いので親しみやすい!
また、このエリアにある他の施設(下記参照)にも入館する予定がある方は
割引チケットが売っているのでオススメです。
【旧函館区公会堂】
ゴールデンカムイとは無縁ですが、北方資料館から近く共通チケットでお安く入れるのでオススメです。
ゴールデンカムイの物語が動きだす丁度明治43年ごろに建設された建物は当時の洋式建築を感じる絶好の場所です。
【函館市旧イギリス領事館】
同じく無縁の場所ですが、公会堂のすぐ傍にあります。
薔薇の咲く季節だと綺麗なイギリス風のお庭が見られます。
建物自体はとても小さいですが、かなりフォトジェニックな施設です。
(丁度トラックが止まってました…)
領事執務室では実際に椅子に座って写真を撮ったり(三脚の用意がありました)、一室まるごと地図になっている場所なんかインスタ映え必須!
自撮りできる顔はめパネルなんかもありますよ~!
それから鯉登がロシア領事館で使った電話(に上部分だけ)似てる電話もあります。
過去の電話を真似して作られたものだそうです。明治時代は壁に取り付けるタイプでしたから、この真似た電話は少し進化したものですね。
②旧ロシア領事館
さて、ゴールデンカムイ聖地巡りに戻ります。
公会堂から少し離れた場所に旧ロシア領事館があります。
こちらは鯉登が誘拐された場所です。
夜と昼2回行ったんですが近所で工事をしていてず~~~~っとその車が止まってて頭ハチ切れそうでしたがしょうがない。
このロシア領事館は現在は入れませんので外から眺める事しかできませんのであしからず。
ちなみにこのあたりは住宅街で夜になると人っ子ひとりいないので結構怖いです。夜はオススメしません。
またかなりの坂道の上にありますので、海沿いからロシア領事館まで登っていくのはかなり疲れます。
公会堂から歩いて行くにしても結構坂道登ってるなぁと思いました。
地図上だと楽勝なんですけどね。
ロシア領事館から真っすぐ海沿いに伸びる坂道は本当に馬もビビるだろうな!と思うくらいの激坂です。写真だと伝わりにくいのが悔しい。
③函館山
函館市を一望できる函館山。
大きなロープウェイに乗って山頂まで一気に駆け上がります。が、高所恐怖症だったので上る時は本当に冷や汗止まりませんでした。(下がる時は割と平気だった)
ですがここは間違いなく聖地!行かねばならないのです。
夜景が綺麗なのでゴールデンカムイ抜きにしても普通にオススメです。
函館山に上る意義としてはこの函館山からマンスールが砲撃をぶち当てた場所だからです。
実際に山の上から鯉登父がいた港を見ると、船の影は見えるだろうにしても砲弾を当てるというのは恐ろしい難易度です。マンスール、凄すぎる!
ちなみに函館戦争時は五稜郭から函館山まで門倉キラウシコンビが移動しますが、結構距離が離れているのが山の上から五稜郭を見ると分かります。よっぽど急いで山に来たんだなぁと思いを馳せてしまいますね。
④大沼公園
函館市内から少し離れた場所に大沼公園があります。
国が定めた公園として有名な場所であり、名曲千の風になって誕生の地であったりします。
(千の風になって生誕のモニュメントがあった場所からの景色。天気悪い)
さて、ここが一体なんの聖地なのかといえば景色ではなく食べ物です。
公園に行く途中にある沼の家で買う事ができます。
買いにきたのは大沼公園名物「大沼団子」!
一人前390円(くらいだったと思う)で販売しています。
函館戦争前に景気づけか鯉登少尉が鶴見中尉に差し入れたお団子です。鶴見中尉お団子好きですね。
小さく切られたお餅の上に濃厚ねっとりしたみたらしとあんこが乗せられたお団子。小さいとは言え一箱一人分なので途中で胃もたれしたらどうしよう…と考えながら食べました。
が、それは全くの杞憂でした。
みたらしもあんこも甘過ぎずおいしいし、2種類あるので交互に食べると無限にいける。買ってすぐに車内でたいらげてしまいました。もう一箱食べたい。
なお冬に買うと寒すぎて凍る可能性もなきにしもあらず。買ったらすぐ食べるのがオススメです。
さてこの次は登別に向かいます。
函館から大沼公園、そして登別へは北斗で移動します。
続きはまた後日!
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