再・ゴールデンカムイの聖地巡礼~愛知・明治村編~(7/31追加)
どうも、だら子です。
この度明治村にまた行って参りました。
明治村の建物は原作には相変わらず出ていませんので、内容としては変わり映えがないかと思いますが前回より更に詳しく書いていければと思います。
旅の参考にどうぞ。
また、これ以降少しずつゴールデンカムイの創作などに役立ちそうな情報をまとめてあげていきたいと思います
明治村について
愛知県犬山市にある明治村は歴史的建造物の博物館です。
広さは約100万㎡。正門から北口(一番奥)まで歩くと約20分かかります。明治村内を快適に移動するためにバスや電車が走っていますが、別料金がかかりますので乗る予定のない方は歩きやすい靴でお越しください。
料金
・大人…1700円
・大学生・シニア(65歳以上)…1300円
・高校生…1000円
・中学生・小学生600円
料金が年齢によって細かく区切られていますのでご確認下さい。
※年に3回以上(登録当日は含まず)行く予定がある方
明治村住民登録(年間パスポート)を買うとお得になります。
明治村までの道のり
今回は公共交通機関を利用した方法を書いておきます。
【名古屋駅から電車とバスで】
かかる時間:約1時間
乗車料金:電車550円+バス420円=970円
名鉄名古屋駅→電車(名鉄名古屋本線急行)約35分→犬山駅→バス(明治村行)約20分→明治村
※明治村行きのバスではパスモ・スイカ等ICカードは使えません※
・犬山駅で降りたら東口の階段を降り、左手にあるバス停に並んでください。(モンキーパーク行きのバス停もあるので間違えないように注意)
・名鉄バスセンター・栄から明治村まで直に行き来するバスが出ていますが、数が少ないです。
明治村のロッカー・着替え場所
旅行にキャリーバックを持って歩いている方は多くいると思います。けど歩くとなるとやっぱり邪魔!(明治村は坂道階段だらけ)駅に預けるという手もありますが、帰る時は別の駅を使いたい…という方にはコインロッカーをオススメします。
手荷物を預けるサイズから一人分のキャリーバックが悠々と入る大き目のロッカーが用意されているので到着したらコインロッカー(入場して右手、ミュージアムショップ横)に直行!
数は多くないので早い者勝ちです。
ちなみに一番大きなコインロッカーは400円。両替機はありませんので小銭の用意を。
明治村でコスプレがしたい!という方にも着替えをする小さめのコーナーがコインロッカー所(無料)にありますので是非利用して下さい。ただコインロッカーは誰でも出入りできますので、誰かが一緒だと安心だと思います。
聖地マップ
まずは明治村の全体ガイドからご案内します。
パンフレットの写真なので見にくかったら申し訳ないです。
赤丸が聖地、青丸が聖地ではないけど是非見て欲しい所です。
それではエリアごとにご紹介します。
1丁目
・西郷從道邸…(2019/05/09追加)
2丁目
・東山梨群役所(16)
・清水医院(17)
・東松山家住宅(18)
・札幌電話交換局(21)…マップ上で〇つけるの忘れました
3丁目
・幸田露伴住宅「蝸牛庵」(26)
4丁目
・日本赤十字中央病院棟(35)
・名古屋衛生病院(37)
・歩兵第六連隊兵舎(36)
・本郷喜之床(47)
・呉服座(49)…(2019/07/31追加)
5丁目
・金沢監獄正門(52)
・前橋監獄雑居房(61)
・金沢監獄中央看守所・官房(62)
・宮津裁判所法廷所(63)
・高田小熊写真館(65)
1丁目エリア
・西郷從道邸
【本誌198話】鯉登邸
正面に鯉登パパ、脇のカウチに鯉登母。テーブルの上の新聞は当時のものです。自由に読めます。
本誌には出ていませんがディナーテーブルは豪華そのもの。鯉登、本物のお坊ちゃん。
2丁目エリア
・東山梨群役所(16)
【13巻】網走の潜入から帰ってきた宇佐美の報告を受けるシーンに登場したこの役所。鶴
なんと前回来た時と椅子の配置が変わっており、このシーンが再現できるようになりました。
場所はこの役所の階段をあがって2階のテラス席。休憩用に開放されているので椅子に座って写真を撮れます。
下手で申し訳ないのですが再現写真のポジションは以下を参考に。
丸机が三つあるので、机B側から机A側に向かって写真を撮れば完璧です!実際は漫画ほど場所が広くない、というより机が三つあるのでギチギチになってしまうのですが頑張れば撮れますので挑戦してみて下さい。
・清水医院(17)
【14巻】頭に怪我をした杉元を家永が治療した治療院。
外装は開拓村のものが使われています。
肝心の治療スペースは窓から覗き込んだ方が間近に見られますが、このアングルが見たい場合には見学スペースに入ると確認する事ができます。
上:正面から見た場合
下:窓から見た場合
隣の部屋には薬瓶がずらりと並んでいたり見どころ満点です。
・東松山家住宅(18)
【11巻】刺青人皮の情報を得てやってきた稲妻夫婦(+夏太郎)vs鶴見中尉引入る第七師団の戦場。
1階は自由に見学ができます。
増築を重ねてできた高い天井を見上げると、稲妻がいかに運動神経が良かったのか。この場所を戦場にしていかに切り抜けたかなど彼らの凄さを実感します。
立って撮影してこの天上の高さ。
家の中はどこも急な階段で繋がっており、こんな所に油を流されたらたしかに落ちるだろうなと分かります。
(おそらく夏太郎が見てる視点の写真)
稲妻は梁からこの突き出した部屋に飛び移ったりしています。すごい。
※通常は一階しか見学できませんのでご注意ください!
11:00、11:20、11:40、13:00、13:20、13:40、14:00、14:20(土日は14:40、15:00も追加)のガイドツアー時のみ二階三階に登ることができます。(2019/04/11確認)
実際に登ってみると階段の傾斜や複雑な建物の作りが分かりますので是非参加して見てください。実際にツアー参加すると夏太郎が見つけた配膳用の昇降機や、隠し引き戸を実際に見せてもらえます。
実際配膳用の昇降機は到底人が乗れそうなサイズではなかったのですがそこは漫画。
隠し引き戸は一階見学時でも見れますが(衝立で塞がれている階段)実際に引き出しとして見せては展示されていません。
ちなみにこのお宅、本当に油屋さんだったそうです。
・札幌電話交換局(21)
【10巻】こちらは原作には登場していませんが、当時札幌にあった電話交換局。
近すぎる中尉が使っていた電話機があります。日にち時間によっては実際に電話を使った体験ができるらしいので要チェック。(やってみたかった…)
3丁目
・幸田露伴住宅「蝸牛庵」(26)
【11巻】花沢中将と尾形の悲しいシーン。花沢中将のお宅です。
蝸牛庵は玄関で靴を脱いで中を自由に見学できます。2階もありますが、職員の方(いる時間帯は不定期)がいないとあげてもらえませんのでご注意下さい。2階は狭めのお部屋が一室あります。
尾形が出ていったであろう庭から通じる裏口も通っていけますので是非ぐるっと一周してみて下さい。
4丁目
・日本赤十字中央病院棟(35)
【10巻、その他諸々】二階堂が入院している病院。誰なのおじさん登場のシーンでもあります。
様々なコマから推測して二階堂のベッドは五人部屋の病室。奥に並んでいる三つのベッドの中央です。ベッド脇の机には当時の食事が再現されています。
またこのベッドの形は網走戦が終わった後杉元が使っていたり、いろんな所に出てきます。もしかしたら杉元もこの病院に入院していたのかもしれません。
・名古屋衛生病院(37)
【14巻】聖十字病院のすぐ隣にある名古屋衛生病院は病院の中ではなく廊下が聖地。
漫画の中では網走監獄内の施設として登場しました。このあたりで杉元と二階堂が戦ったり、ウィルクと出会ったりします。
中尉やアシリパさんはここを必死に駆けて行ったのです。実際歩いて反対側に歩いて行く事もできますし、通り抜けもできますので再現写真が撮影できるポイントです。
・歩兵第六連隊兵舎(36)
普段の兵士達の生活を知るにはうってつけの建物です。
会議室もあります。中央の席は特務曹長席。菊田さんが座ります。
当時の支給品や三八式小銃、当時の写真などを見る事ができます。残念ながら三八式小銃は触れることはできませんが、目盛など間近まで見ることができるので是非尾形の事を思い出して下さい…。
ちなみにこの兵舎にはお土産屋さんが併設されているのですが、その傍に朝日新聞のプリント機があります。日付を入力すると当時の新聞一面を印刷してくれるというものです。
このプリント機、かなり昔までさかのぼって印刷する事ができます。という事で戦時中の日付を指定して印刷してみました。
旅順についての記事がありました!他にも杉元が参加したと思われる決死隊についての記事等もあります。当時の新聞を読んでると本当にテンションがあがりますね。
・本郷喜之床(47)
特に原作関係ないですが、石川啄木関連と床屋関連という事で。尾形が髪を切っていた山本理髪店は開拓村にありますが、中の理容道具は通じるものがあるので参考程度に。
啄木の写真と漫画の絵が似すぎている。
・呉服座(49)
【本誌206話】…鯉登が借り切った芝居小屋。
5丁目
白石エリアです。恋をしたから脱獄するくだり。
【以下9巻】
・金沢監獄正門(52)
手っ取り早く侵入した金沢監獄。
・前橋監獄雑居房(61)
写真撮影するの忘れました…。パッと見あんまり有名な建築物っぽくないのが雑居房らしい。
・金沢監獄中央看守所・官房(62)
中には網走監獄さながらの監獄がずらり。中に入って囚人ごっこができます!
またこちらにある書信室は網走監獄にはありませんでした。囚人と囚人の間に入って撮影ができます。気分は熊岸長庵。
・宮津裁判所法廷所(63)
白石が裁判にかけられる場所です。今の裁判所とは当然違ってシンプル質素。
・高田小熊写真館(65)
ゴールデンカムイでは時々写真撮影シーンが出てきます。以下のシーンは開拓村がモデルだと思いますが、谷垣のグラビアを感じたい方は是非写真館へ。
昔の写真館は自然光を利用して撮影してます。
おわりに
ゴールデンカムイに登場する建物、関連する建物をご紹介しました。しかし明治村はこの建物以外にも様々な建物が集まっています。もしかしたらまた新しいモデルとして登場するかもしれません。是非他の建物も見て回って見てください。
ちなみに今回あげた建物だけを見て回る場合、4時間ほどかかりました。もっといろんな展示が見たい場合はもう少し時間に余裕を持つといいかもしれません。また、開園したてで人が多い場合は一丁目や二丁目など近くの建物から回るのでなく、四丁目や五丁目から回ると他の観光客と時間が被らなくていいと思います。